新築のときに妥協して後悔したことついてご紹介していきます。
マイホームは憧れだった平屋にしたのですが、建築性能にこだわって費用がかさんでしまいました。
そこで、妥協できるところは妥協して、金額をわずかでも抑えようとしました。
これにより後に後悔したことがいくつか思い当たります。
我が家が新築のときの妥協で後悔したことがマイホーム計画中の方の参考になればうれしいです。
新築のときに妥協して後悔したこと
システムキッチンは見た目で選ぶ?それとも使い勝手?
工務店の付き合いのあるメーカーでシステムキッチンを選びました。
我が家のシステムキッチンのことで決めていたのは天板をステンレスにすることでした。
忘れっぽい私が不意に鍋など熱いものを置いても大丈夫なようにするためです。
そこで天板がステンレスのシステムキッチンを二択から選んだのですが、それぞれの特徴は下記の通りです。
- 標準仕様は天板にエンボス加工、取っ手は使いやすい。
- グレードアップ仕様はエンボス加工のない艶消し天板、取っ手は使いづらい。
グレードアップ仕様のつや消し天板は素敵でしたが、あまりにも取っ手が使いづらかったです。
毎日使うので使い勝手が良い方が良いと合理的に考え、またグレードアップ仕様は増額になることから妥協点を標準仕様にしました。
実際に住んでみて思ったことは、確かに使い勝手も大事だけれど、キッチンに立ったときにモチベーションが上がらない天板は間違いだったと後悔しました。
多少使い勝手が悪くてもキッチンに立ちたくなるような天板だったら料理も楽しめますよね。
トイレの壁は木よりホーローがよかった?
トイレの床、壁(床~腰の高さ)をホーローで仕上げたかったのですが、見積りが意外と高く「こんなにかかるならホーローは床だけで」と妥協してしまいました。
そのため、壁は腰の高さまでは木材に防水塗装し、それより上は内壁同様水性塗料で仕上げました。
防水塗装は数年ごとに塗り替えなければ効果は続きませんので、真面目にメンテナンスしようとするとランニングコストがかかってしまいます。
また、住んでみて思ったのは、ホーローの床は拭き掃除が行き届いている感じがするのに対して、木製の壁は基本的には乾拭きしかできないのであまりキレイにできている感じがしません。
窓ガラスのUVカットは西日より朝日対策に必要だった
窓からの日射熱を減らすことで、家の中を快適な温度に保つことができます。
そのため、我が家では南面、西面、東面の窓ガラスをグレードアップし、UVカット機能をつけたかったのですが、費用を抑えるため妥協し、一般的に日差しが気になるとされる南面と西面のみにしました。
ですが、住んでわかったことは我が家の場合、対策が必要だったのは西日より朝日でした。
西日は山の影になり、西日対策が必要なほどではありませんでした。
逆に朝日は夜明けと共によく当たり、東面に接する寝室では日光の影響で温度が上がりやすいので、朝日の当たる東側の窓ガラスにもUVカット機能をつけておくべきだったと後悔しています。
外構の目隠しフェンスにカーポート
外構は、庭の整地、駐車場の砂利敷き、隣地境界のよう壁、土留めのよう壁と必要最低限に止めました。
本来であれば、上記に加えて駐車場にカーポート、隣地境界のよう壁に目隠しフェンスをつけたかったのですが、住宅ローンの額を抑えるため、新築後にお金を貯めてからにすることにしました。
ですが、住み始めてみると、そう簡単にお金が貯まるわけもなく、また、なければないでなんとかなってしまうこともあり、面倒くさくなってしまって結局手を付ける目処の立たないままです。
新築時の妥協による後悔を減らすためには
新築計画時に、上司から「やりたいことがあれば新築するときに一緒にやっておいた方が良い、でないと結局やれないよ」とアドバイスがあったのですが、まさにその通りだと身をもって知りました。
新築時に上記の後悔点を払拭するような契約をし、ローンがおおよそ100~150万円高くなっても、35年ローンであれば月々の支払いに換算すると数千円の話なんですよね。
それでもローンを組む前は、ローンの総額の大きさに少しでもローン金額を減らそうと思ってしまいました。
ローンが無謀な金額になってしまっては話になりませんが、許容範囲内であれば多少ローンが増えても新築の時に合わせてやった方がいいのかもしれないというのが我が家の思うところです。
まとめ
我が家が新築のときに妥協し、後悔した点は下記の通りです。
- システムキッチンの価格、使い勝手で選んだ標準仕様でしたが、アップグレード仕様のシステムキッチン天板を選んで気分よくキッチンに立ちたかった。
- メンテナンス、掃除をしやすいようにトイレの床に加え壁もホーローにしておけばよかった。
- 日射熱による室温上昇を防ぐため、南面、西面の窓だけでなく、朝日の影響が大きい東面の窓ガラスもUVカット仕様にしておけばよかった。
- 外構のカーポート、目隠しフェンスもやれるときにやっておけばよかった。
いずれも金額を抑えるための妥協でしたが、私の上司のアドバイスにもあったように「やりたいことがあれば新築するときに一緒にやっておいた方が良い、でないと結局やれない」のかもしれません。
目先のローン額も大切ですが、後回しにすることでできなくなることもあるということを頭の片隅に置いておく必要がありそうです。
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