鏡餅の賞味期限切れに気づいた場合あなたならどうしますか?
見た目に異変がなければ食べる方や、不安だから食べない方と様々だと思います。
私自身、「食べ物は粗末にしない」と教えられてきましたので、安易に捨てるのは「勿体ない」と思ってしまいます。
同様に、賞味期限切れしていても大丈夫なら食べたいと思う方は多いと思います。
そこで、鏡餅が賞味期限切れの場合、いつまで食べても大丈夫なのか、また食べる場合の判断材料について調べてみました。
鏡餅の賞味期限切れはいつまで食べれる?
個装や真空パックに入った鏡餅の賞味期限は通常、製造から1~2年です。
ご存じの方も多いと思いますが、賞味期限というのは、食品を安全に美味しく食べることのできるリミットです。
より安全側をとるよう、実際のリミットより概ね2割早くに設定されています。
賞味期限)
定められた方法により保存した場合において,期待される全ての品質の保持が十分に可能であると認められる期限を示す年月日をいう。ただし、当該期限を越えた場合であっても,これらの品質が保持されていることがあるものとする。簡単に言えば、消費期限は「安全に食べられる期限」、賞味期限は「美味しく食べられる期限」となります。
賞味期限は国のガイドラインに沿って食品メーカーが決めます。科学的検査で「この食品は100日まで大丈夫」などと求めた「可食期間」に、1未満の安全係数を掛けて出します。
国は、品質にばらつきガ少ない加工食品については、安全係数0.8以上を推奨していますが、現実的にはより保守的な安全係数を掛けているメーカーが多いようです。
そのため、外装未開封の場合、事実上の賞味期限はだいたい1年3か月~2年6か月ということですね。
この間は比較的安心して食べることができます。
個装未開封でも外装を開けてある場合はこの限りではありません。
外装を開けてある場合でも、極力密封して個装はそのままで冷蔵保存していた場合、良い状態を保てている可能性が高いです。
いずれにしても、賞味期限切れですので、食べる場合は自己判断でということになります。
また、袋に見えないほど小さな穴が開いてるのが原因で品質が劣化してしまうこともあるのでどんなものでも食べるときには注意が必要ですよね。
特に賞味期限切れの場合、見た目や臭い、味などから自己判断するが必要がありますので判断材料について次章でお話ししていきます。
賞味期限切れの鏡餅を食べるときの判断材料は
賞味期限切れの鏡餅を食べることができるかどうかの判断材料には次のようなものがあります。
1.見た目の異変
- 明らかにかびが見られる。
- 白い斑点が出ている。
- 変色。
- 湿っている。
- ぬるぬると糸を引く。
2.臭いの異変
- かび臭い。
- 酸っぱい臭い。
- 異臭。
3.味の異変
- 酸っぱい。
- 苦みがある。
- その他違和感のある風味や食感。
4.保存方法は正しかったか
外装に記載の保存方法に準じていたか確認しましょう!
標準的には、次のような保存方法を守れていると安心材料の一つになりますよ。
- 外装未開封で直射日光・高温多湿を避けて保存。
- 外装は開けたが個装はそのままの場合、極力密封して冷蔵保存。
少しのかびなら大丈夫?
「かびがわずか生えているけど、他の条件はクリアしている」場合、あなたならどうしますか?
「かびの部分だけ取って食べる」と判断した方は要注意です。
かびは出ている部分だけ取ればいいということはなく、最悪の場合その個体全体にかびの菌に汚染されている可能性があるんです!
そこにもしかび毒が含まれていたとしたら恐ろしいですよね。
かび毒とは、植物病原菌であるかびや貯蔵穀物などを汚染するかびが産生する化学物質で、人や家畜の健康に悪影響を及ぼすものをいいます。
なので、どんなに勿体なくても食べる人の健康を考慮し、処分しましょう。
まとめ
賞味期限切れの鏡餅はいつまで食べて大丈夫?
- 賞味期限はより安全側をとるよう、実際のリミットより概ね2割早くに設定されている。
- そのため、外装未開封であれば概ね2割割り返した年月までは比較的安心して食べることができる。
- 外装を開けてあっても極力密封して個装はそのままで冷蔵保存していた場合、良い状態を保てている可能性が高い。
- いずれにしても賞味期限切れの場合は自己判断で食べる。
賞味期限切れの鏡餅を食べる場合の判断材料
- 見た目の異変。
- 臭いの異変。
- 味や食感に異変や違和感。
- 正しい保存方法だったか。
少しのかびなら大丈夫?
- 見えているかびだけ取り除けばいいというのは誤り。
- かびが生えている場合は、処分しましょう!
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