平屋は収納が少ないというイメージを持たれている方も多いかもしれませんね。
これは平屋のコンパクトさから連想されるのではないでしょうか。
平屋を選ぶ方の中には平屋のコンパクトさに惹かれる方も多く、収納を目一杯作りたいという方も少ないようにも思います。
実際のところ、二階建てに比べ、平屋は収納が少ないのでしょうか。
また、ご家庭によって必要とされる収納スペースの大きさは様々だと思いますが、どのくらいあれば足りるのでしょう。
ご紹介する我が家の平屋の収納スペースと使用状況の実情を、一つの目安としていただけると幸いです。
平屋は収納が少ない?
新築工事において費用が高く付き、工事費用に影響を与えやすい工事には基礎工事と屋根工事があります。
平屋は二階建てに比べ、基礎工事と屋根工事の面積が増えるため、坪単価が高くなる傾向にあります。
そのため、同じ建築費用で建てる場合、二階建てよりも平屋の方が床面積が小さくなる傾向にあります。
そして、床面積に比例して、収納も二階建てより少ない傾向にあるようです。
収納はどのくらい必要?
最低限必要な収納スペースはどのくらい?
二階建てに比べて床面積が少なくなりやすい平屋において、収納の広さを決めるには収納以外のスペースとのバランスを見ながらになるかと思います。
そうは言っても最低限必要な収納スペースは確保したいですよね。
最低限必要な収納スペースはご家庭の人数、持ち物の量によって変わってくるので、一概に床面積の何%などということはできません。
日常生活を思い出し、必要なスペースを想定してみる外ないと思います。
そこで、参考までに我が家の収納事情をご紹介したいと思います。
我が家の収納事情とお勧めの収納スペースの決め方
我が家はリビングを広くとることに重きを置き、収納は必要最低限に止めたので少ない方だと思います。
そんな我が家の平屋は4人暮らしを想定した床面積27.5坪、内2.6坪(5.25畳)が収納と9.5%を占めています。
内訳は主寝室のウォークインクローゼット3畳、子供部屋2部屋分のクローゼット1.25畳、リビングに0.25畳、洗面に0.25畳、玄関に0.5畳といった具合です。
これ以外に食器棚、テレビ台収納、主寝室の棚などの家具がわずかある程度です。
新築当初は「収納少なすぎたかな?」と思ったこともありましたが、今はこのわずかなスペースで足りています。
厳密には足らしているという方が正しいかもしれません。
確かに収納は大きいにこしたことはありませんが、スペースがあればあっただけ仕舞い溜め込んでしまうということにも繋がりかねません。
間取りを考えてる方におかれましては、明らかに足りなそうだということであれば多少増やした方が良いと思いますが、なんとなく不安に思っているということでしたらそのまま進めてみても案外何とかなるものだと思います。
もちろん、他のスペースとのバランス上、収納を増やせそうだということであれば、増やしてもいいと思います。
ですが、「不安だから」、「大きい収納が良いって聞いたから」と無理に収納スペースを増やしてしまい、家族がくつろぐリビングや各寝室が小さくなってしまっては何のための家なのかわからなくなってしまいますよね。
そのため、最低限必要な収納スペースを把握し、他のスペースとのバランスを見ながら収納スペースを決められることをお勧めします。
まとめ
- 平屋は、二階建てに比べて坪単価が高く、床面積は小さい傾向があり、床面積に比例して収納が少ない傾向にある。
- 我が家の平屋は4人暮らしを想定した床面積27.5坪で、収納スペースは2.6坪と9.5%を占めている。収納の少ない方だと思うが、今ある収納で足りるようやりくりしている。
- 家族がリビングや各寝室でくつろげるスペースに重きを置き、最低限必要な収納スペース以上確保できるようにバランスを見ながら収納スペースを決めるのがお勧め。
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