「平屋の傾斜天井で後悔したくない!」という気持ちは、新築のマイホームを考えていれば誰もが思うことですよね。
新築で後悔したくないという方に向け、平屋の傾斜天井にしたことで後悔した我が家の残念無念な体験談をご紹介していきたいと思います。
我が家と同じように後悔せず済むよう、新築マイホーム計画の参考にしていただければ幸いです。
また、最後にキッチンで傾斜天井を検討されている方に向け、注意点等お話ししたいと思います。
傾斜天井の平屋で後悔したことは?
お手入れの大変さ
掃除などのお手入れが大変です!
特に梁上、シーリングファンなど高いところの掃除が一苦労です。
ちなみに我が家の高くて掃除しづらい箇所には、梁上、シーリングファンに加え、ロフトを意識した高い位置の窓、24時間換気の換気口、ペンダントライト、高めに設けたライティングレールとスポットライトがあります。
簡単には届かない高さなので、掃除をする際は折り畳み時の長さ2.1mの脚立を使用しています。
そのため、日常的にパパッと掃除できず、年に数回程度が限界です。
脚立を使わずに長尺の掃除用具の使用も手ですが、我が家は長さが見合う良い商品を見つけられませんでした。
天井高によっては長尺の掃除用具で大丈夫かもしれません。
どちらにしても脚立、長尺の掃除用具の収納場所が必要です。
そして収納すると使用時に出し入れする必要があり、この一手間が億劫で掃除しないなんてこともあり得ますね。
そのため、掃除好きやまめな方は良いですが、掃除が好きでない方、面倒くさがりの方は掃除の大変さを心得た上での決断をお勧めします。
照明選び
LED電球交換不可の照明をたくさん選んでしまったことです。
照明には「天井がどのくらいの角度までは設置できます」という条件があり、傾斜天井で使える照明は少ないのです!
また、使える角度も商品によって様々なので、照明を設ける傾斜天井の角度によっても選択できる商品は変わってきてしまいます。
要するに、傾斜天井において照明を複数選び抜き、空間コーディネートするということは、大変で気力、労力が必要だということです。
ではなぜ、LED電球交換不可の照明をたくさん選んだことを後悔しているかと言いますと、LED電球が寿命を迎える約10年後に再度照明を選定する必要があるからです。
私が思うに、10年も経てば商品はリニューアルされ、全く同じ商品が手に入る可能性は極めて低いと思います。
仮に同じデザインの照明があったとしても、設置条件における天井の角度、照度が異なれば、採用できない可能性もありますし、採用できたとしても室内の雰囲気は変わってしまいます。
逆に言えば、約10年後照明器具をつけ替えることで家の雰囲気を一新することもできるので、LED交換不可の照明に関しては捉え方次第かもしれませんね^^
いずれにしても、お手入れに手を掛けたくない方、照明や空間コーディネートに興味がない方には、LED電球が交換できるタイプの照明の選択をお勧めします!
平屋における傾斜天井のキッチンづくりで後悔しないために
これから平屋を新築する方の中にはキッチンを傾斜天井にしたいという方もいるかと思います。
そんな方に聞いていただきたい、我が家の体験談にまつわるお話をご紹介しますね!
我が家では、キッチンを傾斜天井にするか否か最後まで思い悩みました。
傾斜天井で解き放たれた雰囲気のキッチンも素敵ですし、キッチンのみ天井をつくることでリビングダイニングを含めた空間のメリハリをつけてもおしゃれですよね。
最終的には、開放感のあるキッチンにしたい!ということで傾斜天井を採用しました!
もし同じようにキッチンを傾斜天井にしたいという方がおられましたら、気を付けていただきたいのが下記の2点です。
- 熱源にガスを採用する場合、建築基準法の観点より完全な傾斜天井にはできませんので、住宅会社にご確認ください。IHですと大丈夫ですので、ご検討されてみてください。
- 熱源および排気口の位置等によっては、換気扇から排気口の間、露出配管となる可能性があります。露出配管となる場合は管材は何になるのか、管材の要望は聞いてもらえるかについて住宅会社にご相談されることをお勧めします。こちらは詳細な部分ですので住宅会社によっては改めて案内がない場合もありますが、見た目に関わる重要なことなので忘れずにご相談しましょう!打ち合わせ不足により最悪の場合、見た目の悪い管材だったり、露出配管のつもりが管材を目隠しボックスを取り付けられてしまうなど後悔が残る形になる可能性があります。
まとめ
傾斜天井の平屋の後悔ポイントを下記に簡潔にまとめます。
- 梁上、シーリングファンなど高いところの掃除が一苦労。
- 脚立、長尺の掃除用具が必要。
- 脚立、長尺の掃除用具の収納場所が必要。
- 掃除が好きでない方、面倒くさがりの方が平屋で傾斜天井を採用する場合は掃除の大変さを心得てしておくが必要がある。
- LED電球交換不可の照明をたくさん選んでしまったため、LED電球が寿命を迎える約10年後に再度照明を選定する必要がある。
- 傾斜天井において照明を複数選び抜き、空間をコーディネートするということは大変なこと。
- お手入れに手を掛けたくない方、照明や空間コーディネートに興味がない方には、LED電球の交換可能なタイプの照明がお勧め。
- キッチンを傾斜天井にしたい場合
- 熱源にはIHがお勧め。
- 熱源と排気口の位置等によっては露出配管になる可能性がある。
- 露出配管の場合は、使用管材の材質を確認、相談しておきましょう!
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